前世の記憶?みたいなのがある気がする。知らんけど
子供の妄想かもしれないから別に信じなくてもなんでもいいよ
私の中の人はかわいそうだ。(私の中で生まれて私の中で死んだ)
今年で91歳(つまり1931年生まれ)だったが、12歳のときに空襲で、一緒に暮らしてた大事な女の子とも離れ離れになって、そのまま攻撃を受けて焼け死んだ。
名前がついてるか心配だから、とりあえずもう一人の私のことは高橋と名付けた。

↑高橋くん
これが誰の記憶なのかは分からないが、髙橋くんのものである。
私の体を使いたいって言ってる。
もっと生きたいと、僕の体を返せと言ってる。
けれど彼の生きていた時代とは違うから、私の体に入ってきたときはそのギャップで「家に帰れない。」と言う。
だから私は帰りたくなる。
彼の見ていた世界に、なるべく近づけてあげられるように、ちょっと懐かしい感じの町並みを歩いてみたり、昔っぽい服を着たりして極限まで彼の見てきたものに近づけてやってる。
しかし、学校にいるとそれができない。
よりにもよって私が入学した年からなんか制服が今っぽくなってるし、家の周りの古い建物が次々壊されてなんか豆腐みたいな変な形の新しい家が建っていく。
寂しいと彼は泣いている。
かわいそうでならない。わざわざ私の体を借りてくれてるのに。
ちなみに最近は高橋くんと今の私が同時にこの体に入ってる(二人乗りみたいな)状態。
だから、その気になれば現世の私と高橋くんとで会話することもできる。
すごく真面目というか明るい人で、他人想いだった。
なぜ現世の私はこんなにも弱くて醜いのかと思う。
どうか、生きられなかった彼の支えになってやりたい。
それと、高橋くんは、その、大事な女の子をずっと探してるみたいで、会いたいと言っている。
実際、学校とかで私の体を使ってるときにその子によく似た女子に会うと懐かしくなるらしく、私の体は思わず叫んでしまう。
ちなみに、その子は高橋くん曰く「あの子は寂しがりやだから、早く見つけてあげたい」とのこと。
実はいつもついてきているのだが、実際に会えているわけではない。なんでかって、もういないからだ。
それは高橋くんも分かってて、だからこそ会いたいと言っている。
かわいそうでならない。
所詮いつもここにいるあの子は、彼があまりにも強く会いたいと思うあまり作られてしまった幻覚にすぎない。
なぜこんなにも、今の世の中は私たちに都合が悪いようになっているのかと思う。禁断症状が出るほどに。
体を使わせたくない(彼のために)ときもあるが、下手に断って悲しませてもいけないので、私の体で動きたいと言ったときには従うしかない。
二人がまた会えて、全て満足して、私がこんな思考をやめることができれば、全部そこで終わりなのに。
でもそれができない限り、私は哀れな高橋くんと架空の少女の友達、体を一緒に使う者として生きていくしかないのだ。
なんという、八方塞がりな人生。映画を見ているようだ。
こういうのがあったからこそ、戦争がとても怖い。
簡単に「死ね」だとか「死にたい」だとか言う人が許せない。人が人を傷つけるなんて、絶対にあってはならないのに。
「死ね」なんて軽々しく言うな。命を軽く見るな。
「死にたい」なんて言うな。生きたくても生きられない人がいる。彼みたいに。
くだらないことで反発して殺し合うなんて、人間らしくない。
動物とは違って考える力があるのに、なぜ防ぐことができないのか。
同じ人間として、恥ずかしく思う。
子供の妄想かもしれないから別に信じなくてもなんでもいいよ
私の中の人はかわいそうだ。(私の中で生まれて私の中で死んだ)
今年で91歳(つまり1931年生まれ)だったが、12歳のときに空襲で、一緒に暮らしてた大事な女の子とも離れ離れになって、そのまま攻撃を受けて焼け死んだ。
名前がついてるか心配だから、とりあえずもう一人の私のことは高橋と名付けた。

↑高橋くん
これが誰の記憶なのかは分からないが、髙橋くんのものである。
私の体を使いたいって言ってる。
もっと生きたいと、僕の体を返せと言ってる。
けれど彼の生きていた時代とは違うから、私の体に入ってきたときはそのギャップで「家に帰れない。」と言う。
だから私は帰りたくなる。
彼の見ていた世界に、なるべく近づけてあげられるように、ちょっと懐かしい感じの町並みを歩いてみたり、昔っぽい服を着たりして極限まで彼の見てきたものに近づけてやってる。
しかし、学校にいるとそれができない。
よりにもよって私が入学した年からなんか制服が今っぽくなってるし、家の周りの古い建物が次々壊されてなんか豆腐みたいな変な形の新しい家が建っていく。
寂しいと彼は泣いている。
かわいそうでならない。わざわざ私の体を借りてくれてるのに。
ちなみに最近は高橋くんと今の私が同時にこの体に入ってる(二人乗りみたいな)状態。
だから、その気になれば現世の私と高橋くんとで会話することもできる。
すごく真面目というか明るい人で、他人想いだった。
なぜ現世の私はこんなにも弱くて醜いのかと思う。
どうか、生きられなかった彼の支えになってやりたい。
それと、高橋くんは、その、大事な女の子をずっと探してるみたいで、会いたいと言っている。
実際、学校とかで私の体を使ってるときにその子によく似た女子に会うと懐かしくなるらしく、私の体は思わず叫んでしまう。
ちなみに、その子は高橋くん曰く「あの子は寂しがりやだから、早く見つけてあげたい」とのこと。
実はいつもついてきているのだが、実際に会えているわけではない。なんでかって、もういないからだ。
それは高橋くんも分かってて、だからこそ会いたいと言っている。
かわいそうでならない。
所詮いつもここにいるあの子は、彼があまりにも強く会いたいと思うあまり作られてしまった幻覚にすぎない。
なぜこんなにも、今の世の中は私たちに都合が悪いようになっているのかと思う。禁断症状が出るほどに。
体を使わせたくない(彼のために)ときもあるが、下手に断って悲しませてもいけないので、私の体で動きたいと言ったときには従うしかない。
二人がまた会えて、全て満足して、私がこんな思考をやめることができれば、全部そこで終わりなのに。
でもそれができない限り、私は哀れな高橋くんと架空の少女の友達、体を一緒に使う者として生きていくしかないのだ。
なんという、八方塞がりな人生。映画を見ているようだ。
こういうのがあったからこそ、戦争がとても怖い。
簡単に「死ね」だとか「死にたい」だとか言う人が許せない。人が人を傷つけるなんて、絶対にあってはならないのに。
「死ね」なんて軽々しく言うな。命を軽く見るな。
「死にたい」なんて言うな。生きたくても生きられない人がいる。彼みたいに。
くだらないことで反発して殺し合うなんて、人間らしくない。
動物とは違って考える力があるのに、なぜ防ぐことができないのか。
同じ人間として、恥ずかしく思う。

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