暴力的な奴は、調子が悪いときしか入ってこない。
だから元気なときに子供を見てもなんとも思わない。
これを踏まえて学校にいけない理由を考えてみる。

理由その①:自由がない
自分は、窮屈なのが物凄く苦手。
ルールに囚われたりとか、やらなきゃいけないことがあったりするだけで気が狂いそうになる。
さらに、小学校では「遊び中心で体験しながら楽しく学ぶ」だったのが「とにかく勉強一筋」になってそれがなんか勉強に支配されてるみたいで物凄くストレス。
本当に気持ち悪い。
自分は子供のままでいたいのに大人になることを強要される。期待も何もしないでほしい。
子供でいたい理由は、大人は汚れてると思うから(きれいなままでいたい)、大人になることで高橋くんと離れていくのが嫌だから、甘えたいから。
理由その➁:高橋くんとの相性が悪すぎる
高橋くんと合わない。本当に不幸としか言いようがないくらい合わない。
自分が生きてた時代とは特に景色もルールも違って、行ってなくても考えるだけで苦しそうにしてる。正直この理由が特に強い。
本当に見ていられない。良心が痛む。
普段高橋くんの元気な姿を見て生活するのに慣れてるから、高橋くんが苦しむとこっちまで苦しくなる。しかも気持ちが共有されてるし。
本当に寂しそうにして、こんな風景に現実味を感じられなくなる。だから学校行ってた頃はいつも夢を見ているみたいで、何も楽しくなかった。
「母ちゃんも父ちゃんもいなくなった。迷子になったみたいだ。」って。
高橋くん自身に悪気がないのが辛い。
たまに謝ってくるし、「前は調子に乗っててごめんなさい。でも苦しいのは本当なんだ」とも言ってる。本人はしっかりあの時のことを反省してるし、こっちだって一時期ひどいことしてたから許してあげてほしい。
理由その③:制服
①、➁の理由とつながってくる。
これこそ縛られてるみたいだし、みんな同じ格好って機械的で気持ち悪いし、高橋くんとも合わない。せっかく高橋くんが安心できる服装を選んでるのに、学校ではそれができない。
ましてや、なぜかよりによって僕が入学した年からブレザー。学ランならまだよかった。高橋くんがいた頃にも制服として使われてた。
年齢は合わないし完璧ってわけじゃないから絶対いいってわけじゃないが。
そこが難点。
しかも高橋くんも「あくまでも自由にしたいわけで制服として着たいわけじゃない」って言ってる。
あの頃は貧しくて制服が買えない人もいたから、制服の人も私服の人もいた。
それでよかったのにって言ってる。
「自由」ってなんなんだろうっていつも思う。
これだけは絶対に譲れない。多分これが一番の原因。
学校の制服があるから、「こんなの自分じゃない」とか「自分がいなくなってしまう」とか思うし、何より高橋くんに合わない。やめちまえこんなん
理由その④:子供がいっぱいいるから
登下校時に子供を見て、さらに学校へ行けば見渡す限り子供がいる。
ここまでの地獄はない。元気なときなら何の問題もない。
ただ学校という場所は他にもストレスの要因がたくさんあるから、それで調子が悪くなってさらに子供がいるっていう最悪のコンボ。
他の原因さえなければ元気だから普通に行けてるはずだった。
だからこの理由は、他の諸々の原因の上に成り立ってる。他のストレスが全部なくせるフリースクールは行けることからも、明白にわかる。